Mariage (マリアージュ)


毎週土曜日、
結婚の喜びを皆に知らせるように

町のあちこちで車のクラクションが鳴り響きます。

1999年は280,000組の夫婦が誕生、2000年は例年以上の

膨大な婚姻手続書類を受理したそうです。

さて、今年は21世紀ということでまたまた多くのカップルが

結婚式を挙げるのでしょうか。。

フランスで結婚をする場合、結婚したい日の1ヶ月前に

多数の書類を2人で一緒に準備して市庁舎に提出しなければなりません。

さすが書類の国フランス、1枚たりとも不足は許されません。

さあ、これからのお二人の人生の為にご参考になさって下さい。


 フランス人夫婦って?


こちらでは色々なフランス人夫婦と接する機会がありますが、一般的に

フランス人男性は優しく、フランス人女性は少々気が強いという気がします。

愛する女性を喜ばせる為に、大抵の男性は様々な言葉や態度で表現します。

傍で聞いてると時々くすぐったくなることもありますが(笑)、言われる女性の

ほうは悪い気がするはずがありません。毎日の生活の中でも、食事の後、

奥さんが洗い物をしていると、ダンナさまはサッとふきんをとって、横で拭き役の

準備をしたり、お母さんが子供を寝かしつける間、台所の掃除をしたり。。

また一家の主として力強いところもあれば、子供の様に嬉しそうにチョコレート

ムースを食べたり、突然花束とか買って奥さんにプレゼントしたり、甘えて

みたり。。とてもチャーミングな男性が多いですね(笑)。

奥さんのほうは、わりあいしっかりした感じの人が多く、中には肝っ玉母さん

タイプの人も。。おばあちゃんぐらいの年齢の人の中には、とても可愛らしい

性格の人によく会います。


婚姻手続き書類の多さにびっくり?!


日本で結婚する場合、市役所へ婚姻届を取りに行って二人でサインして提出すれば婚姻成立しますが、

フランスではそう簡単にはいきません。それなりの時間と順序を要します。これからも増えつづけるであろう

日仏カップルの方々に少しでも参考になればと思い、ここに私達の経験を紹介させて頂くことにしました。

ただ、届け出をする市(区)役所(Mairie)によって若干手続書類等異なりますので、

詳細は必ず直接届出をするMairieにお問い合わせください。



@まずは、書類の準備から。 〜外国人配偶者用(日本人)の婚姻手続書類です。〜

戸籍謄本
3通
必ず謄本を用意して下さい。発行してから3ヶ月以内のものを。
アポスティーユ付戸籍謄本
1通
上記の戸籍謄本を3通取りよせた後、そのうちの1通を外務省にてアポスティーユを
付与依頼します。
出生証明書
1通

在仏日本大使館にて作成してもらえます。Mairieによっては法廷翻訳官による翻訳を
要求される場合がありますので、必ず確認して下さい。大使館に提出後、法廷翻訳官の翻訳が必要と分かった場合、再度アポスティーユ付戸籍謄本を日本から取り寄せなければならなくなりますので充分注意してください。

独身証明書
1通
在仏日本大使館にて作成してもらえます。(再婚の場合は、独身証明書の替わりに
婚姻及び離婚証明書となります。この場合、前婚姻及び離婚の事実の記載のある
戸(除)籍謄本も併せて必要。)
慣習証明書
1通
在仏日本大使館にて作成してもらえます。

これらは、外国人配偶者(日本人)側が準備しなければならない書類です。出来れば戸籍謄本(アポスティーユ付1通)
を日本を発つ前に取得して来られることをお勧めします。フランスに着かれてからすぐ、もしくはフィアンセに届け出をする
予定の市庁舎に婚姻手続書類のリストを取りに行ってもらって、出生証明書の翻訳が日本大使館で作成してもらうもので
良いのか、法廷翻訳官の翻訳に限るのかを確かめて下さい。法廷翻訳官の翻訳を要求された場合は、在仏日本大使館等
で日本人の法廷翻訳官の方を紹介して下さいます。出来上がった法廷翻訳官の翻訳付出生証明書とパスポートを持って
日本大使館へ行き、必要事項を記入する用紙をもらって記入し、すべて提出すると1週間以内で他の独身証明書・慣習
証明書を作成してもらえます。これで上記の書類が市庁舎に提出できる状態になります。



A2人で準備すること&書類。

婚前検診証&採血
(書類提出より2ヶ月以内のもの)

まず、最寄のクリニックで婚前検診の予約をとります(もちろん2人で)。女医さんが
2人に対して、いつ頃結婚するのか、妊娠の経験はあるか、将来の子供のことなどを
簡単に問診されます。そしてその場で先生のサイン入り検診証をもらいます。その後、
Laboratoireに予約を取って採血してもらいます。日本で採血した時よりもかなりたくさん取られたので、そのショックと気分の悪さでぐったりしていたら、主人に大笑いされて
しまい、後々の語り草にされてしまいました(苦笑)。

居住証明書 2人のうちのどちらかが提出しなければならない書類。普通はフランス人配偶者が準備します。
出生証明書
(結婚式をとり行う日から
3ヶ月以内のもの)
これはフランス人配偶者が準備する書類です。
身分証明書 両者共必要です。日本人は通常パスポートでOKです。
Attestation sur L'Honneur Mairieで手続書類のリストをもらう時に、一緒にくれる書類です。各自自分の身元を簡潔に記入し、サインするようになっています。
立会人質問票 2人の結婚式の立会人となる人に記入してもらう書類です。それぞれ一人づつ立会人になってもらうことになるので2枚分Mairieから渡されます。

BMairie(市庁舎)に提出。

さあ、いよいよ市庁舎に全ての手続書類を提出する段階まで来ました。上記の書類を準備するのに約3週間かかりました。
書類を提出する期限は結婚式の日から1ヶ月前までに、とされています。結婚式の日時の予約はかなり前からでも受け付けてくれますので、出来れば早めに予約しておくことをお勧めします。たいてい土曜日に結婚式を挙げるのが通例となっていますので、やはり土曜日は市によっては込みます。パリ市内ならなお更でしょう。。
2人で手続書類を持参すると、係りの人が書類の詳細を確認しながらパソコンに入力していき、完了したらやっと落着けます。
あとは式当日まで待つのみです。提出した翌週から10日間、市庁舎の表掲示板に○月○日、以下の2人が結婚式を執り行う旨の用紙が公に貼り出されます。


 市庁舎での結婚式とお食事会。

よく晴れた朝の10:00、2人と親族が市庁舎に集まると、係りの人が式を執り行うサロンに案内してくれました。
なんと淡いピンクの上品な広い応接間といった感じで、列席者は教会のように2人の後ろに座ります。2人の結婚指輪をのせる真っ白の可愛いクッションが渡され、準備していると、青・白・赤のトリコロールのストライプのたすきをかけた市長さんがやってきます。こういう時は日本ならもっと厳かな雰囲気だろうに、市長さんはとても愉快な人で、終始ニコニコジョークを言いながら進めていくので、内心"こんなんでいいのぉ〜?”と思いつつ表面上はニコニコ笑顔。。
はじめに市長さんが挨拶をしたあと、別の係りの人が2人の履歴を読み上げ、その後市長さんによる例の"健やかなる時も、病める時も〜”の問いが2人になされ、Oui!と答えた後にサインをします。続いて2人の結婚の立会人となった2人がそれぞれサインをし、最後に市長さんがサインをします。その後指輪の交換&キスの後、市長さんからのささやかなプレゼントと家族手帳、婚姻証明書などを頂いて終了。30分足らずといったところでしょうか。感動のあまり時計を見ることも忘れていたので、正確には覚えていません(苦笑)。
終始和やかな雰囲気の中で皆に見守られながらの一生心に残る素敵な式となりました。。
午後はヴェルサイユに近郊あるテラスレストランでの食事会となりました。とってものどかなところにあり、重厚なインテリア、周りはガラス張りでお庭はお花畑のようになっている、とってもメルヘンチックなレストラン。遠くにいる親戚から贈られた大きな花束がいくつも。。両親はもちろん、おじいちゃんも喜んでくれていました。4時間ほどにわたる食事会のあと、お庭で叔父さんに二人の記念写真をたくさん撮ってもらったり、おしゃべりに花が咲いたり。。
その夜は皆でバトームッシュに乗ってちょっとしたお祭り気分でその日を終えました。
自分達だけでなく、皆が一緒になって楽しい時を過ごし、皆が幸せな気分になれた素晴らしい1日でした。



   リスト・ドゥ・マリアージュ   

フランスでは、結婚式のお祝いは、結婚する当人達が欲しい物をリストにまとめ、そのリストの中からそれぞれが選んでプレゼントをする、というのが伝統で、そのリストのことを「リスト・ドゥ・マリアージュ」といいます。このリスト・ドゥ・マリアージュはギャラリーラファイエットやプランタン、サマリテーン、オー・ボン・マルシェ等のデパートだけではなく、小さな町のギフトショップなどでも選ぶことが出来ます。プレゼントが他の人と重なってしまうことはありませんから、なかなか合理的です。余談ですが、こちらでは結婚する当人が用意する引き出物等は全く存在しません。



どうですか、雰囲気だけでもお分かり頂けましたでしょうか。

こうやって書類の準備から2人で一緒に同じ目標に向かってコツコツとやり遂げた時の

喜びは本当に大きいものです。この気持ちをいつまでも忘れず、これから先の人生も

一緒にコツコツといろんなことを積み上げていきたいものです。。




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